ことばの難しさ
わたしが勝手に感じているだけかもしれません、
「ことばの難しさ」
2月から認定こども園で働き始めて1か月あまりが過ぎました。
主に関わっているのは0歳児クラスの子どもたち。
年度末なので、みんな1歳を過ぎた子ばかりです。
一番小さな子で1歳6か月、大きな子で1歳10か月の子たち。
一日の流れが決まっています。
9時になったらお片づけをして、席について、出席をとり、おやつの準備。
みんなでそろってエプロンを着けて、おしぼりで手を拭きます。
そんな中で、毎日のようにイヤイヤをする子、エプロンをポイっと投げる子。
そんな子どもに先生は、
「おやつ食べないの?先生がエプロンもらっちゃうよ」
「エプロン投げる子は食べなくていいです」
と言います。あんまりイヤイヤやおふざけがひどいと、教室の外に連れていかれ、立たされます。
最初は、1歳になったばかりで集団生活に合わさなくちゃいけないのも辛いな、、、と先生方の対応を厳しいと思っていました。
ポジショニングメソッドを学び、”ちゃんとしないとおやつがもらえない”とか”一人立たされて孤独を感じる”とか、恐怖や不安、孤独を植え付けるのでは、と心配していました。
イヤイヤとかふざける子どもに対して、
「ちゃんとエプロンつけてね」
「先生のお話聞いてね」
「手を拭いてね」
となるべく肯定語で声をかけるようにしていました。
が・・・
人間、まわりに染まっていくもので。。
いつの間にか、「そんなことする人はもういいです」と一人だけいすを引いて離したり、「食べなくていいよ」と怒ったりしてしまう時もあります。
なぜか、不安を植え付けるような怒り方をした後は素直にきちんとするんですんよね。
できた後はきちんと「ちゃんとできるじゃん、一緒に食べようね、今度からちゃんとやってね」とほめる言葉もかけます。(フォローになっているのかな…?)
日々、子どもへの接し方に迷いながら葛藤しているのですが…
最近実感したのは、「否定語を使わないといけない場面もある」ということ。
保育園では毎月、避難訓練を行います。
1歳児の子どもたちにも「お・か・し・も」を説明したり、実際に逃げる訓練をしたりします。
「お・か・し・も」は、
押さない、かけない(走らない、勝手なことをしない)、しゃべらない、戻らない、の頭文字です。
肯定語に変換すると、
順番に、急いで歩いて、静かに、逃げよう、ですが、すでに「お・か・し・も」が定着しているし、覚えやすいですよね。
避難訓練にしても、ふだんの遊びや活動にしても、
子どもたちに事前に”してはダメなこと”を説明することは大事なことです。
脳は否定語を理解できず、ダメなことをそのままイメージしてしまう、こともあるけど、ちゃんとお話を聞いてくれている子どもたちを信じて「危ないからダメだよ」と話す。
子どもたちの安全を守るために、時には否定語を使わなければならないときもあると実感しました。
なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが…(笑)
子どもたちへの接し方に葛藤したり、
同居の始まった義母に気を遣いすぎて葛藤したり、、、
Dina(あい)でした♪